夕食後に散歩をかねて近所のコンビニ書店へといくことになりです。家人が
ちょっと見てみたいものがあるというのででかけたのですが、このコンビニ
書店とは相性がよろしくなしで、ほとんど雑誌くらいしか買えたことがなし
です。
本日もほとんど期待せずに新刊棚のところなどをチェックすることになり
です。今月の新刊では金原ひろみさんの小説が一冊ありました。これは雑誌に
掲載のときに読みましたので、これはスルーすることにです。
他にはなにかないかなと思っていましたら、思いがけずで「ツボちゃんの話」
の背表紙が目に入りました。まさかまさか、ここで出会うとはです。
先日に週刊ポストの書評欄に佐久間文子さんとこの本の紹介があったよと連絡
をもらったのですが、そのときはどこかで立ち読みできぬかねと返答をしまし
たです。当方の住まいから一番近くにあるコンビニ書店で、これを見つけまし
たら、これは買わないわけにはいかないとコンビニらしくセルフレジで購入続き
をすることになりです。
この本の冒頭の五章は、「新潮」5月号に掲載されたとのことで、それに加筆
して単行本となったとのことです。
最初に置かれた章は、「亡くなった日のこと」となっているのですが、昨年に
坪内さんの訃報を目にしたときには、あまりにも突然で、その死がなにか不自然な
ものであるかのように思われましたので、このように書かれているのを見ますと、
やっと坪内さんは、実際に亡くなったのだという気分になります。