新聞一面のサンヤツ広告から、もう一つ話題をいただきます。
昨日の作品社のものですが、そこには「加賀乙彦長篇小説全集 全十八巻」と
あります。
そうか、加賀乙彦さんの長篇に特化した小説全集がでるのかと、どのような作
品が収録されているのか見ることになりです。
当方は長篇小説が好きであり、加賀乙彦さんには長篇のいいものが多いせいも
あって、割とよくというか、この小説全集に収録された作品は高山右近以降の
カトリック信仰をテーマにした作品を除くと、ほぼ読んでいるようであります。
むしろ、これに収録されなかった長篇（頭医者シリーズ）のことが気になった
くらいであります。
加賀さんの作品が新潮社とかではなく、作品社からでるというのは、やはり
このような企画が難しくなっているからでしょうね。
新潮社では辻邦生全集がでて、それからは当方が気になるものはでていないよ
うに思います。文藝春秋社はやっとこさ記念出版で丸谷才一全集を出せたくら
いで、このような全集というか企画ものは、大きな出版社では相当に難しく
なっているように感じます。
当方がこの作品社版「加賀乙彦長篇小説全集」を購入するかどうか、なか
なか難しいところですが、とりあえず内容見本が用意されたとのことですか
ら、この内容見本をいただくことにいたします。
当方にすれば、以前にでていた加賀乙彦さんの短編を集めたシリーズのほう
が未読が多そうで、こちらの方が気になるところです。
