この本見てみたいな

 購読している新聞の読書欄は、新年度になって一部の書評委員さんが変わっ

て、ここのところ新しい委員さんたちが積極的に登場しているようです。

記者の委員さんも、論説とか編集という役付ではなくて、肩書なしの記者さん

が入ったようで、こういうのは新鮮でよろしいことです。

 そうした若い人があげた本を話題にしたいのでありますが、今回(8日付)

の書評欄で、手にしてみたいとおもったのは、次の二冊でありました。

羊皮紙のすべて

羊皮紙のすべて

  • 作者:八木健治
  • 発売日: 2021/02/26
  • メディア: 単行本
 

  当方は紙の本しか持っておりませんが、本は紙の上に記録されたものば

かりではありませんですね。最近であれば金属にプリントされたものがある

でしょうし、その昔には羊皮紙に記されたものもありましたです。

 この時代の日本に羊皮紙工房というのがあって、それの主宰者でワーク

ショップなどもやっておられる人が書いた本とのことです。

どうやって羊皮紙を作って、それに文字を記録していくのか、日本語を記し

たら、どのような見えかたになるのか、なかなか興味のあることです。

 もう一冊見たいと思った本です。

  1996年8月に亡くなった音楽評論家の著作となります。どうしてこのような

本がでることになったのかですが、編者のところに高崎俊夫さんと朝倉史明さん

の名前がありますので、この人たちのおかげでありましょうか。

版元は DU BOOKS というところだそうです。これなどはよほどの書店でな

くては目にすることはできないでしょうね。