そういえば、この連休期間というのはブックオフがセールをやっているの
でありました。いつから始まるのだっけと、ちょっととぼけて買い物に行く
途中に立ち寄りましたら、いつもよりずっと駐車場が混んでいまして、店に
入りましたら、書籍は20%引と出ていました。皆さん、よくそのことをご存
知でありますね。
いつもでありましたら、ワンコイン予算で勝負するのでありますが、本日
はすこし奮発して倍の予算で臨むことになりです。
本日に目についたもので一番は金井美恵子さんの次のものでありました。
金井美恵子さんの本があれば、ダブっていても買ってしまいそうなのですが、
自分のためには、これ以上(単行本も文庫も持っていますので)確保してどう
なるのかと、これは断念です。
買わせてもらったのは、次のものとなります。
当方の好きな編集者ものというよりも、唯一無二の存在である末井さんの
日録であります。以前に図書館から借りてなかを覗いたように思うのですが、
いまほど検索をかけてみましたら、当方が利用している図書館では架蔵してい
ないようなので、大きな書店で立ち見でもしたのでありましょう。
末井さんの本は「素敵なダイヤモンドスキャンダル」が最初でありましたが、
その編集者らしからぬ非インテリなところが魅力であります。
その末井さんがいろいろとあって、神蔵美子さんと坪内さんと複雑な関係にな
り、結果として神蔵さんと一緒になり、今に至っているのですから、末井さん
の人としての大きさがわかります。とはいっても、まるで偉そうなところはな
くて、逆にいつもなさけなく悩んでいるのでありますね。さすが末井さんであ
りまして、世の中のインテリさんたちは、こんな人に負けるわけがないと思う
ような人なのですが、末井さんにはかなわないのでありますね。
あと買ったのは、次のもの。
川本さんの文庫本、これはでているのも知らなかった。もとは雑誌「旅」
に連載されていたものだそうで、最近はJTBもひどいことになっているらし
く、当方も妄想旅を楽しむしかなしです。
図書館から借りてさーっと読んでいまして、ブログでも話題にしたことが
ありました。文庫になったら買いましょうかと思っていたのですが、本日に
確保したほうが安く入手できそうでありまして、それで買うことにです。
この小説集で、当方は吉田秀和さんのルーツが和歌山の那智にあるというこ
とを知ったのでありました。とにかく辻原さんの小説は、できるだけ読むよう
にするのです。