最近はデジタル・ネイティブなんて言葉があるようですが、当方が生ま
れた頃に、我が家にはラジオなんてあったのかな。1951年のことでありま
すが、たぶんなかったのでしょう。
いつ頃にラジオを購入したのかですが、これについての記憶はなくて、
子どもの頃に、一家してラジオドラマを聞いたという記憶はありです。
それこそ現在朝ドラのモデルとなっている浪花千栄子さんとアチャコの
「お父さんはお人好し」とか「一丁目一番地」というドラマを聞いてお
りました。たぶん記憶に残っているのですから1960年にはいってからの
ことでしょう。それからまもなくでテレビが我が家にやってくるように
なって、家族でラジオを聞くことはなしで、かわってテレビが家庭団らん
の友となったのであります。
それからラジオを聞くのは、当方の場合は、もっぱら音楽番組のためで
ありました。中学の頃からラジオにリクエストはがきを書いたり、FEN放
送を聞いたりしておりました。
学生になって関西で生活を初めたのが1970年4月で、ちょうどそれに
あわせてFM大阪が開局したのでした。当方はFMを聞くことができるソニー
の箱型ラジオを購入したでした。
このラジオは、けっこうユニークでありましたので、「ラジオの百年史」
に紹介があってもいいのにと思ったのですが、ないものですから我が家で
保存されているものをひっぱりだしてきて、ホコリをぬぐってパチリです。
SONY TFM-9500という機種になります。レコードプレーヤーが接続できたり、
サブスピーカーを接続してステレオ対応なんてことが可能でした。どちらも使う
ことはなかったのですが、現在も動くのですが、バンドの切り替えが甘くなって
いて、チューニングが不安定なのが残念ですが、すでに半世紀も前のものですか
ら、立派なもの。
当方が捨てることのできないラジオ、もう一つは次のものとなりです。
こちらもSONYです。まだ当方のなかにソニー信仰があったことに購入であり
ます。ICF−7600Fという9バンドのものとなりますが、これは海外放送を聞く
ために買ったのでした。ちょうどサイパンからKYOIという放送がありましたの
で、主にこれを聞くために買ったのでした。
このラジオも残念なところがありまして、ボリュームをスライドバーで操作
するのですが、それが甘くなってうまくいかなくなったり、バンドの切り替え
のところが安定しなくなったりです。
これの後継機となるICF−SW7600GRというのが、現在愛用のラジオでありま
す。たぶん、これからもうラジオを買うことはないでありましょう。