本日の読書欄から

 本日目にすることができた新聞読書欄で取りあげられていた本であります。

尻尾と心臓

尻尾と心臓

 伊井直行さんの新作です。今も東海大学で教えておられるはずですが、小説として
は7年ぶりになるようです。大学で創作講座を担当すると、作品を発表するのは大変に
なるようです。
 ここ何年かで刊行となったものは、それまでとはちょっと雰囲気の違うものでして、
これが大学での研究テーマであるかと思っておりました。今回の新作は、そうした研
究の成果ということになるのでしょうか。
岩崎彌太郎─「会社」の創造 (講談社現代新書)

岩崎彌太郎─「会社」の創造 (講談社現代新書)

会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって

会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって

 講談社現代新書は安価でしたので購入していますが、いまだ読むにいたっておらず、
「会社員とは何者か?」は購入すらしておりません。読むとしたら、まずは今回の新
作からでありましょう。
 もう一冊は、70年代の深夜放送のパーソナリティについてのものです。 当方は高校の頃にAMラジオをよく聞いておりました。高校の時に暮らしていた町に
は、米軍の基地がありましたので、一番よく受信できたのは極東放送でした。楽しみ
にして聞いていたのは、夜にしか聞くことのできない文化放送とかラジオ関東、そし
ラジオ大阪でありました。高校のころに深夜放送を聞いたという記憶がありません。
(聞いていても不思議ではないのですが。記憶とはそういうもののようです。)
 この本のことについては、以前に沼辺信一さんのブログ「私たちは20世紀に生ま
れた」で話題になっていたことで知りました。つい先日も、以下で話題となっていま
す。 (  http://numabe.exblog.jp/22904503/  )
 「パックインミュージック」を熱心に聞いていて、当方に話をしてくれたのは、弟
でありました。彼はパックでも、一番のひいきのパーソナリティは舛井論平であった
ようですが、林美雄さんも聞いていたようで、荒井由実というすごい人がいると最初
に聞いたのは弟からであったように思います。
 たぶん、当方の周辺で、この本に一番関心を示すのは当方の弟であるはずです。
彼は、すでにこの本を手にしているでしょうか。