めったにないこと

 昨日からオリンピックのための聖火リレーが始まったのでありますね。

昨日にちょっと先を急いで歩いていましたら、新聞記者という男性から、

本日はオリンピックの聖火リレーがスタートですが、ご存知ですかとか

こちらの町でも聖火リレーが行われることはご存知ですかとか、今回の

オリンピックについてどう思われますかと問いかけがありです。

 ちょっと先を急いでいるのでといいましたら、その駐車場まで歩きなが

らといわれて、すこしお相手をすることになりです。もちろんまともな

回答にはなっていませんので、ほとんど使えないものでありましたでしょ

う。

 先を急いでいるときに声をかけられたのは、数十年前に一度嵐のなかを

仕事場に出かけるために傘がきかないことを気にしながら歩いていた時

以来でありました。

 その時は、前方を歩いていた女性が立ち止まって声をかけてきたのです

が、その内容は、あなたは宗教に関心はおありでしょうかというものでし

た。傘もきかない嵐のなかでいうことかよでありますが、あれはどの宗教

の信者さんだったのでしょうね。

 本日はお天気がよろしで気温もあがったようです。先日から蕾の膨らんで

いた福寿草が見事に開花しました。本日の最高気温は12度でありました。

写真をとりましょうと思って、これはタイミングをのがしてしまいました。

 昨日に「ちくま」4月号が届いて、これには金井美恵子さん「重箱のすみ

から 9」が掲載となっていました。これはめでたいことです。ちなみに、

次回は6月号に掲載とありますので、良くてほぼ隔月の連載となるのかな。

 今月の金井さんの書き出しは「誰でも大統領になれる、という言葉」で

あります。こう書き出して「誰でも」にこだわります。

話題がかわって、その誰でもは平等ということかとなっていくのですが、

最近のコロナの下で罹患の可能性は平等といえるのか、また認知症に関して

はどうであるかということを、金井さんの語り口で、ことさらわかりにくく

であります。

 好きな人にはたまらない金井節でありまして、金井さんの文章に接すると

いかれた男たちは、みんなマゾになることであります。これからもわからない

文章をどんどんと書いてくださいな。