まとまった雪に

 昨日から本日にかけては北海道全体が雪に注意となっていました。

当方の住むところは雪の少ない地域でありますが、今回はこの冬初めてと

なるまとまった雪でありました。

 昨晩から本日の夕方までずっと雪でありましたので、昨晩、今朝、日中と

三回にわたって除雪を行いました。今年はあちこちでひどい雪害がでている

ことを考えると、このくらいの雪でがたがたいってはいけません。

 こちらの公立高校入試は明日に予定されていましたが、交通機関がマヒして

いることもありまして、急きょ入試は5日に延期となったとのことです。

受験生たちよ、雪と日程変更に負けるなであります。

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 夕方に除雪をして、写真をパチリとしましたが、ずいぶんと雪が多いように

みえますが、これは風で吹き溜まっているのでした。降雪は25センチですか

ら、一度に降った量としては多いところの半分ほどで、これはありがあたしで

す。西の空に夕焼けですので、明日からはお天気が回復するのでありましょう。

 昨日は「細雪」を話題にしていたのですが、細雪という言葉は文字とおりで

こまかい雪という意味のようですが、この言葉は、谷崎の小説で有名になった

せいもありまして、なんとなく関西あたりに降るこまかい雪のことを思い浮か

べることです。こちらで降る細かい雪を目にしても、細雪という言葉は浮かん

でこず、それじゃなんというのかな。

 新沼謙治さんの歌に「津軽には七つの 雪が降るとか」というのがあって、

その七つを「こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、氷雪」と

歌っていますが、津軽ではほんとうにそう呼んでいるのかな。

 この七つのうちで、「細雪」に近いのは「こな雪」だけでありますが、こな雪

というのは、なんとなく音もなくさらっとして、いつのまにか積もっていると

いう印象を持ちますね。

 豪雪地帯の人たちは、「細雪」という言葉(小説ではなく)をどのように

読み解くのでありましょう。