気温の上がらない寒い日が何日か続いて、すこし寒さが緩んできたなと思ったら、
本日は朝起きたら雪で真っ白となっていました。北海道のほとんどのところはすでに
雪で白くなっていますので、当地はかなり遅い雪であります。
朝起きて一番の仕事は、家の前の除雪でありますが、さらさら10センチ弱の雪を除け
るのに、そんなに時間はかかりません。この街としては初めての圧雪道路ですから、
今朝の通勤は、さぞかし渋滞して時間がかかったことでしょう。
そう思っていましたら、この街で施設の利用者さんを送迎するマイクロバスが衝突して
けが人がでたとのニュースであります。あぶないあぶない、雪道とこれまでの道では
車の走り方を変えなくてはいけないのですね。
午後になって外気温がプラスになったところで、日課となっている速歩散歩へとでか
けました。本日は冬用の靴にはきかえて、滑りそうなところを避けて、いつものコース
を90分ほど。着こんで歩いているせいもあって、どっと汗をかいて、本日のノルマを
達成です。
ノルマを達成できていないのは、本を読むほうでありまして、本日もさっぱりであり
ます。このところのメインは、「光の犬」の再読でありまして、ちびちびと読んでいま
して、やっと半分くらいまできたところであります。これまでのところは、小説の舞台
は、ほとんどが北海道でありまして、道産子小説の趣です。
この小説に登場する犬は、北海道犬となりますが、それについてのくだりであります。
「北海道犬は生涯、血統書を背負って生きるけど、犬のほうはそんなこと知ったこっちゃ
ない。もちろん、展覧会で優勝するような犬にはそれなりの父母がいて、祖父母がいると
いうことになる。しかしそれもだ、北海道犬はこうでなければならぬ、という人間の規定
に基づくものであって」
北海道犬というのは天然記念物でありまして、その昔には狩猟に使われていましたの
で、現在においても獲物にむかっていけるかどうかが、北海道犬の品評会における審査
項目にはいっています。
この品評会が、市内の公園などで開催されるのを通りすがりに眼にしたことがありま
すが、しっかり檻にはいった熊が用意されまして、参加している犬たちは、この熊に
むかって、威嚇することができないようでありましたら、ほとんど入賞は見込めないこ
とであります。
とはいうものの、最近は室内犬を飼っている人は珍しくありませんが、北海道犬を
育てて品評会にだそうなんて人は、激減しているのではないでしょうか。