本日も真冬日でありますが、朝からずっと台所で作業でありまして、
寒さを実感することがなしでした。発送のするための荷物を仕上げて、外に
でましたら、風がつめたかったことです。そのころはマイナス2度くらいで
したが、夜中に地震を感じた頃の気温はマイナス11度くらいで、そんな時に
地震で外にとびだしたらたいへんなことになります。ちなみに当地は震度3
とのことです。
荷物を運送やさんへと持ち込んで無事に手続き完了です。あとは何もなく
先方に届くことを祈るのみであります。
クリスマスに向けた荷物を発送しましたら、ほっとして、そのあとは行きつけ
の本屋へと足を運ぶことになりです。
今年は例年になく本を買わない一年となりそうです。新刊や古書、ブックオフ
などから購入したら、それは手帳に記録しているのですが、昨年まではなんとか
三桁になっていましたのが、今年はこのままでいきますと80冊に届きませんで
すね。図書館のヘビーユーザーになったのと、本を買っても置いて置く場所が
ないことが原因でありますね。
これからは、このようなスタイルが続くのでありましょうか。読めるかどう
かなんて関係なしに本を買っていた時代がなつかしくもありです。
本日の行きつけの本屋では、単行本を手にとって見るということがありません
でした。新書もパスで、文庫のところで手にとったのは三冊で、そのうちの二冊
を購入です。
講談社文庫の今月新刊となります。当方は加賀乙彦さんの長い小説が好き
でありまして、これはかなり持っております。初期のもので読めてないもの
もあるのですが、加賀さんの自伝的な作品は「永遠の都」とそれに続く「雲
の都」で一段落で、最近刊行されるものはキリスト教にテーマを求めたものが
多くなっているようです。
高山右近についての作品も購入済なのですが、これはまだ読めていないの
で、どこかでこの作品とあわせて読むことができればいいなと思います。
もう一冊は、これです。
こちらも今月の新刊となります。
西村賢太さんの小説を読むといやーな気分になるのですが、それでも
藤澤清造の資料探索のために、生活のほぼすべてを捧げるというのは、すご
い執念でありまして、このような情熱からしか新資料発掘はなされないという
ことが伝わってきます。なんとなくそのためであれば、魂までも売り渡すと
いうような生き方は、一つ間違えると塀の内に落ちそうな感じで、こうした
ことにならない反面教師として、西村さんの小説を純朴な少年たちには読む
ことを勧めます。
西村さんはミュージシャン「J・I」さんのファンでありまして、「芝公園」
はその「J・I」さんの歌とドラムを聴くために足を運んだホテルのある場所
となります。
この小説集を読みますと「J・I」さんをTVで見かけると、西村さんの顔が
浮かんでくるようになりますです。