おかげさまで

 先日にぐんま様から書き込みをいただきまして、NHK教育TV(昔の呼称と

なりますが)で津野海太郎さんと、ジブリの鈴木さんの対話番組があったと

知らせていただきました。

 一度目の放送は見逃したのでありますが、すぐに深夜帯での再放送があり

ましてそれを録画して見ることができました。津野さんは当方よりもほぼひと

まわり上の82歳だそうです。70歳をすこし超えた鈴木さんに、まだまだ

といっていたのが印象に残ります。

 今からちょうど10年ほど前に、小沢信男さんと津野海太郎さんとの間で

もこのような会話がかわされていたと思うのであります。小沢さんと当方は

二まわり違って同じ卯年になりますので、昔のように干支のまわりでいきま

すと、小沢、津野、当方と世代のバトンをつなげていくのですが、それから

下へとなるとどうなるのでありましょう。

 鈴木さんと津野さんの間では、津野さんの「読書と日本人」から話題が

とられていました。ひさしぶりに手にしてみようという気になりました。

読書と日本人 (岩波新書)

読書と日本人 (岩波新書)

 

  どうしてこのような対話がこの時期にあったのかと思いましたら、NHK

年末にジブリ制作の長編アニメを放送するせいで、それの宣伝を兼ねてという

ことがわかりました。

 新作がでるたびに話題となるジブリ昨品ですが、今回はテレビでつくって、

これを世界に展開するということでした。編集者からアニメの世界に飛び込ん

だ鈴木さんも、基本的にはテキストの世界の人でありまして、その仕事部屋に

はたくさんの本がおかれていて、若いスタッフには本を読むことを勧めている

といってました。

 鈴木さんの書棚には、北海道文学全集というような背文字が見えたのですが、

あれはどの人のが収録されている巻なのでしょう。一時停止しながら、見なく

てはわからないですね。

 最近にネットをみていましたらNHK教育TV(昔の呼称)を売却して、もっと

スリムにという声をあげている向きがいるとありますが、売却するとすれば、

政権放送となっているほうのチャンネルではないのかな。