本の入替えを実施

 図書館から借りている本で、これ以上借りていても読むことができそうも

ないものを返却して、別のものを借りることになりです。図書館は一度に十冊

まで借りることができるのですが、こんなにたくさんだとほとんど手に取るこ

ともなしに終わるものもあることから、すこし絞って借りることになりです。

 図書館に対しては、いろいろな希望を持ってらっしゃる方がいるでしょうが、

当方はベストセラーよりも、長く読みつがれるものや参考資料となるようなも

のを揃えてほしいと思うものです。

 本が読まれなくなっているので、本を読む人を増やすためには、ベストセラー

を複本で揃えるのもしょうがないのかもしれませんが。

 本日に借りてきた一冊はベストセラーを好む人にとっては、どうしてこんな

のを入れるのよわけわからんというようなものです。

明朝体活字 その起源と形成

明朝体活字 その起源と形成

  • 作者:小宮山 博史
  • 発売日: 2020/09/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 一冊まるまる明朝体についての本で、こんなマニアックな本をだすほうも

だすほうですが、これの値段が4200円というのは、好きな人にとっては

バカ安でありますね。

 当方は日本語ワープロで作成した文書をプリントするときには、明朝の

フォントを使うようにしています。マイクロソフトのワードでありましたら、

MS明朝となりますね。

 明朝(みんちょう)と普段からいっているのに、「明朝体というの書体様式

は、明朝時代の出版文化の隆盛とともに生まれた」と「はじめに」にあります

のを見て、改めて中国の明朝に由来するということを知らされました。

 目次では、中国、朝鮮からいきなり舞台はヨーロッパにとんでいます。

ヨーロッパで明朝体というのは何故なのかですが、もちろんこれは宗教の布教

のためでありますね。

 これを見ますとヨーロッパにおける漢字への取り組みがわかるようです。

それにしてもヨーロッパでの明朝体への取り組みは、あくまでもアジア圏にむ

けての開発でありまして、それも宗教のためなのですからして、まあおせっかい

なことでありますが、西洋文明は宗教についてきたのでしたね。