図書館から借りている本で、これ以上借りていても読むことができそうも
ないものを返却して、別のものを借りることになりです。図書館は一度に十冊
まで借りることができるのですが、こんなにたくさんだとほとんど手に取るこ
ともなしに終わるものもあることから、すこし絞って借りることになりです。
図書館に対しては、いろいろな希望を持ってらっしゃる方がいるでしょうが、
当方はベストセラーよりも、長く読みつがれるものや参考資料となるようなも
のを揃えてほしいと思うものです。
本が読まれなくなっているので、本を読む人を増やすためには、ベストセラー
を複本で揃えるのもしょうがないのかもしれませんが。
本日に借りてきた一冊はベストセラーを好む人にとっては、どうしてこんな
のを入れるのよわけわからんというようなものです。
一冊まるまる明朝体についての本で、こんなマニアックな本をだすほうも
だすほうですが、これの値段が4200円というのは、好きな人にとっては
バカ安でありますね。
当方は日本語ワープロで作成した文書をプリントするときには、明朝の
フォントを使うようにしています。マイクロソフトのワードでありましたら、
MS明朝となりますね。
明朝(みんちょう)と普段からいっているのに、「明朝体というの書体様式
は、明朝時代の出版文化の隆盛とともに生まれた」と「はじめに」にあります
のを見て、改めて中国の明朝に由来するということを知らされました。
目次では、中国、朝鮮からいきなり舞台はヨーロッパにとんでいます。
ヨーロッパで明朝体というのは何故なのかですが、もちろんこれは宗教の布教
のためでありますね。
これを見ますとヨーロッパにおける漢字への取り組みがわかるようです。
それにしてもヨーロッパでの明朝体への取り組みは、あくまでもアジア圏にむ
けての開発でありまして、それも宗教のためなのですからして、まあおせっかい
なことでありますが、西洋文明は宗教についてきたのでしたね。