本日「本の雑誌」2020年12月号が届きました。45周年と450号を記念して
特大号となっています。よくぞ持ったな45周年であります。
ここ何年かは版元からの定期購読となっていますので、東京から遠いという
ハンディキャップを克服して書店にならぶのとほぼ同時に手にすることができ
ています。当方が元気であるうちは、定期購読を続けようと思っております。
「本の雑誌」の読者には、当方よりもずっと高齢の方がいらして、そういう先輩
たちを見習って、これからも読書生活を続けることにいたしましょう。
この雑誌との定期的な付き合いはいつからかと思うのですが、なにせ最初は
同人誌のようでありましたし、そのあとも不定期刊だったり、流通にのっていな
かったりで、書店員をしている弟に確保を依頼していたのですが、それでもなか
なか確保がたいへんという雑誌でありました。たぶん、ほぼ確実に入手ができる
ようになったのは20号近くになってのことではないかと思うのですが、確認する
のに時間がかかります。
とにかく家人との付き合いとどっちが永いのかなと思うことであります。当方
が二十歳前から購読(定期ではないけども)していた雑誌といえば、中村とうよう
さんの「ミュージック・マガジン」(もちろんニューがついたとき)と「スィング
ジャーナル」がありますが、「スイングジャーナル」は姿を消し、「ミュージック
マガジン」は80年代の初めころに購入しなくなりました。
切れずに購読しているのは、岩波「図書」と「ちくま」(一時期休刊してました
が)でありまして、こうした出版社PR誌を除くと、当方のなかで「本の雑誌」は
唯一無二の存在なのですよ。
どうこういっても、2000年代にはいってからは坪内祐三さんの存在が大きかっ
たのではないかな。それだけに今年の喪失感は大きいのだけども、まあ若い書き手
いでよでありまして、それはそんなに簡単なことではないので、浜本編集人のコラ
ムをレギュラー化してもらいたいものであり。