明日は関西行き

 明日から関西へと行く予定でありました。今年はコロナのせいで、なか

なか旅行日程がきまらずで、最初に予定したのは5月でしたが、この時は

予定した便の運行がなくなりましたので、キャンセルというか代金は返金

されることになりました。

 それから半年近くも先でありましたら、旅行も可能かと6月に関西旅行の

予定をたてて、10月搭乗となるLCCチケットを確保したのですが、この時期

行って行けないことはないものの、やはりあれこれ日々の生活に支障がでる

ことから、えいやっと旅行を取りやめにすることにしました。

 明日の搭乗予定便は、普通に出発するでしょうから、当方の席だけは空く

ことになるはずです。

行きたいところはあったのですが、これは残念。また来年の春にですね。

まあトランプさんと同じように思われたくないということもありまして。

 本日に手にしていた岩波「図書」10月号巻頭の対談(桐野夏生さんと

武田砂鉄さんのもの)に次のようなくだりがありました。

 どちらも桐野さんの発言をつまんだものとなります。

「そもそも長い物語を文章で読むことに耐えられない人が増えているんじゃ

ないでしょうか。」

 当方は長い物語は決して嫌いではないのでありますが、そういえば若い人

たちはどうなのでしょうか。年の多い小説好きな人たちは、いまでも長い

物語を読んでいるのかな。桐野さんにしても、高村さんにしても宮部さんに

しても、当方は読んでいないけど読まれているように思うけどもな。

 「(オヤジは)若くてはっきり意見を言う人を『しゃらくさい』と思って

いる(笑)。だから、やはり若い女性に希望があるかもしれません。彼女た

ちは就職先もなく、六割ぐらいが非正規で、貧困化も進んでいる。『社会が

悪い』と真剣に怒っていますよ。フェミニズムの視点から社会の仕組みを見

て行けば、自分たちがいかに搾取され、騙されてきたか分かるわけだから、

そこを基点に変えていってほしい。・・そうすると、男の人たちにも少しず

つ波及するでしょう。」

 一方にはこのように発言する桐野さんがいて、もう片方には「女はうそを

つきます」といって「オヤジ」のペットになるような女性もいてですが、

こうしたオヤジたちは、いつまでのさばるのでありましょう。(オヤジのよう

なメンタリティの女性もいたりしますけどね。)

日没

日没

  • 作者:桐野 夏生
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本