めったにないこと

 本日の朝にNHKBSで「こころ旅」を見ていましたら、本日に読み上げら

れたお便りに、当方の住む町のことが登場です。お便りの主は、当方の住む

町のどこそこへと行ってくださいといっているのではなく、北海道に二週間

ほど出張したのだが、その地が当方の住む町で、せっかく北海道に来たので、

釧路で勤務する先輩にあっていこうかという話でした。

 まったく「こころ旅」の筋からすれば、添え物のような話題ですが、それ

でも自分の住む町の名前があがりますと、うれしいものです。

 そんなことを思っていましたら、午後から「ちくま」10月号が届きました。

「ちくま」といえば、毎月25日くらいに着くように思っていましたが、どん

どんと届くのが早くなっているようであります。

 このところ、女性陣の活躍がうれしい「ちくま」でありますが、今回も表紙

とその裏から始まって書き手に占める女性の割合が高いことです。

 大御所の金井美恵子さんは、「予言について」ということで、ノストラダムス

の大予言で人気を集めた「五島勉」さんが亡くなったことを話題としています。

「ちくま」での連載は毎月4ページでありまして、二ヶ月掲載で一回分の話題が

終わることになります。以前に「目白雑録」を連載されていたころは、一回分が

けっこうボリュウムがあって、読み通すことが出来ないことがありました。

それと比べると4ページというのは、ちょうどよろしいことですが、翌月に続き

が掲載の時には、忘れてしまっているのがいけませんです。

 もうひとつ当方の住む町のことをちょっととりあげてくださっているのは、

「地霊を訪ねる」という猪木武徳さんの連載においてです。

今回の主たる目的地は北海道空知地方のかって炭鉱で栄えた町でありますが、

そこから横道にそれて、伊能忠敬の足跡を追って、当方の町に立ち寄ることに

なります。

 伊能忠敬が、蝦夷地の地図を作るために当地に滞在したのは史実でありまし

て、これをふくらまして小説の部分に使っているのが、井上ひさしさんであり

ました。当方の町は江戸から明治の北海道の地図作りで記憶されるのでありま

すね。

四千万歩の男 忠敬の生き方 (講談社文庫)