山を崩す

 この連休期間中に、すこしでも居間に置かれている本を減らさなくては

いけないことです。当方は息子たちが家をでてしまったことによって空いた

部屋をつかい放題となっているのですが、このメールを送受信したり、ブロ

グの更新をしたりするのは居間に置かれている座卓上でありまして、その

ために座卓のまわりには、図書館から借りている本とかブログの材料となる

本などが置かれています。

 ブログの材料に使ったものは、これは久しぶりに読んでやろうかなと思っ

たりするせいもあって、すぐには本来の置き場所に戻されることもなく、座

卓そばに積み重ねられることになります。

 そこにもってブックオフで買ってきたものや、図書館の廃棄本をもらって

きたものなどが積まれるのですから、すぐに40センチくらいの山が何本かに

なります。その本の山を避けながら動かなくてはいけないのですから、いか

に寛容な家人でありましても、こんな家はどこにもないということになりで

す。たしかに一人ぐらしの人か、文人の仕事部屋などでは珍しくもない風景

でありますが、居間に本の山が何本かあるのが普通というのは、めったにな

いことと反省であります。

 そんなわけで山が崩れる前に片付けて、山を一つくらいにすることとしま

した。持っていく場所もないのですが、ほとんど開かずの部屋となっている

ところに持っていって、そこに山を移すことになります。

 どうしてもしばらく置いておきたいものは、買って読んでいない何冊かの

本になるのですが、どういうわけか、そのなかに亡くなってからでた坪内

祐三さんのものがありで、これはちびちびと読んでいくようにしましょう。

 この連休にお墓参りに来た家族が、確保の依頼をしてあった村上春樹さん

の訳本を持参してくれました。先日に新潮社「波」を見て、新刊の訳本を

手にする前に、以前にでた文庫本「結婚式のメンバー」を読まなくてはと、

これも山頂あたりに置かれていたのですが、これは、今回の訳本と一緒に

置かれることになるのでしょうか。

心は孤独な狩人

心は孤独な狩人

 

 

結婚式のメンバー (新潮文庫)

結婚式のメンバー (新潮文庫)