新連載始まる

 新しい週がはじまって、本日からは図書館も開館となりました。昨日に

散歩をしていて近所の体育館のそばを通りましたら、換気をしながら、

スポンジテニスをする人を見かけましたが、学校も分散登校が始まって

いて、すこしずつ普段の生活に戻っていくことでしょう。

 庭の花は、チュリップが盛りを過ぎて、今さかりなのは山野草のシラネ

アオイであり、このあとスズランが見頃をむかえます。

シラネアオイは、どちらかというと寒冷地の花ですので、本日はこの写真

を掲げることにしましょう。

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 数年前にご近所の方からわけていただいたものですが、なんとかこの地に

なじんで、毎年花をつけてくれるようになりました。

 本日は図書館へといって本を借りてきたのですが、その話題は明日にでも

するとして、昨日に届いた「ちくま」6月号にあった新連載のことを。

 「ちくま」の巻頭には大御所による連載エッセイというのが、ずっと続い

ていました。最初はどなたから始まったのか、調べてみればわかるのですが、

当方の記憶にあるのは、なだいなだ 堀田善衛橋本治というところになり

ます。まだ何人かいるはずですが、すぐにでてこないこと。

 橋本さんがなくなってからは、この場所が空いた形になっていました。

はてさてどうなることかと思っていましたら、「ちくま」6月号の目次に

「新連載 重箱のすみから」とあるではないですか。やった、金井美恵子

さんの辛口エッセイが、「一冊の本」から「ちくま」に引っ越しして継続

となるかです。

 「一冊の本」での連載は「目白雑録」というタイトルでまとまっていま

した。連載の後半は、すこし体調がよろしくなくてというような内容が

気になってました。

 それから何年でありましょう。めでたく「ちくま」に場所を変え、タイ

トルも「重箱のすみから」となりました。基本的には「目白雑録」と同じ

スタンスと思うのですよ。

「ちくま」の編集後記には、次のようにありです。

「今月から金井美恵子さんの新連載『重箱のすみから』が始まりました。

昨年逝去された橋本治さんの巻頭連載のタイトルは『遠い地平。低い視点』

でしたが、さらにミクロに、より鋭利に、浮薄な世相を写しまたそれ自体

を作り出す言葉への注視(そんな野暮なことはしないと叱られそうですが)

から繰り出される至言(なんて野暮なものは書かないと叱られそうですが)

の数々を味わっていただけると幸いです。」

 編集氏さんが「叱られる」を二回重ねているのに微苦笑です。

 金井さんの連載で心配なのは体調のことだなと思って、文章をみました

ら、はじめから体調のことが書かれていました。

金井さんの連載がいつまでも続きますようにです。

重箱のすみ

重箱のすみ