本日は家人の受診と買い物の足の確保であります。午前の受付時間終了
間際にクリニックにはいって、すこしでも待ち時間を少なくしようという
魂胆で、その間に当方は、すぐ近くにあるブックオフで均一本をあさりな
がら待つことになりです。いつものようにブックオフでの予算はワンコイン
となります。
本日はどんなものがあるかなと思ってチェックしましたら、前回には
目にすることのないものが均一本でありました。これはうれしいとありが
たく購入です。結局文庫本2冊と単行本2冊でワンコイン予算内となりま
した。
そのあと家人がクリニックにいる間と買い物をしているときは、本日の
収穫本を開いて読むことになりです。有名な本でありますし、舞台となっ
たのは浦河町でありますので、これまで読む機会がなかったのが不思議な
くらいです。
浦河日赤病院の患者さんたちの生活の場として生まれたのがベテルの家で
ありまして、そこの実践は、他の地域にも大きな影響を与えました。
今、ベテルの家はどうなっているのかなとか、浦河日赤の医療体制は大丈夫
かなと検索をかけてしまいました。
浦河日赤の精神神経科は医師が不在となって、診療を中止しているようですが、
かって浦河日赤でベテルの家の立ち上げをサポートした医師などが町内で開業
していて、今は安心であるようですが、仕組みを作るのと比べますと、その
状態を維持していくのはたいへんでありまして、浦河の人口減少とか漁業の不
振なども心配なことであります。
それにしても、ベテルの家の立ち上げに関わった当事者である患者さんは、
幸運なことであったように思います。今も心を閉ざしたままで暮らしている人
はずっと多いでしょう。昔よりもそうした弱者へ向けられる視線は厳しくなっ
ているかもしれません。
最近の孤独の病の末に犯罪に手を染めてしまった人の事件報道に接するたび
に、この人たちのことを理解し、相談にのってくれる人はいなかったのかと
思うことであります。