二日続けてはきつい

 本日に野暮用からもどりましたら、「本の雑誌」4月号が届いていました。

さっそくなかを開いてといいたいところですが、先月に予告されていたように

今月号の特集は「さようなら、坪内祐三」というものです。

本の雑誌442号2020年4月号

本の雑誌442号2020年4月号

  • 発売日: 2020/03/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  もちろん坪内さんの文章の掲載はなしで、なかなか読むのがつらいこと、

特に昨日に引き続きで「追悼号」というのはこたえるな。それでもなかをぱら

ぱらとだけのぞくことになりです。

 この短時間にここまでの特集をしあげた編集部に、まずは感謝であります。

そう思いながら、この号でも話題となっている「坪内祐三ロングインタビュー」が

掲載されていた1996年10月号を探すことになりです。

 前回に探したときには、「鳩よ」は見つかったのですが、「本の雑誌」の特集は

思った場所になかったのですね。夕食が終わってから、すこし厚着をして火の気

のない二階の部屋で捜索を開始です。5分くらい探していましたら、ダンボー

箱と箱の間にはさまっているのを発見です。

f:id:vzf12576:20200313203900j:plain

 久しぶりにこの時代の「本の雑誌」(活版印刷だったのだよね)を開くことにな

りです。

 このロングインタビューのリード文章を引用してみます。

「今月は、本誌初のロングインタビューだ。『鳩よ』で『慶応三年生まれ 七人の

旋毛曲がり』を、『ちくま』で『探訪記者松崎天民』を連載している、今もっとも気

になる男、坪内祐三。昭和三十三年生まれの三十八歳。彼はいま何を考えている

のか、どういうふうに本を集めているのか、その資料探索方法から興味の中心ま

で、じっくり迫った6時間インタビューだあ!」

 ということで、本日はこのロングインタビューとそれを受けての「倶楽部カメグロ

対談」を読むことにします。

 今月号のあとがきに「月の輪書林も『坪内祐三散歩』と題した追悼特集目録を

三月中旬に発行するとのこと」とありました。坪内さんのお仲間たちがにぎやかに

してくれるおかげでさびしさがまぎれるように感じることです。