先日に新刊本屋へといった時に、家人が久しぶりで「暮しの手帖」を購入し
ました。その昔はほぼ毎号購入していた時期もあるのですが、ここのところは
手に取ることも少なくなっておりです。
今回の号には、山形庄内についての記事とか、ダーニングでお直しとか、
アースケーキの作り方のページなどもあって、これを読んでみようというのが、
購入にいたった決めてだそうです。
当方も借りて読むことになりですが、この号には行事千絵さんが文章を
寄せていたり、ミステリーを愛する16人がおすすめの三冊を紹介していたり
です。
なかなかいいではないか、当方が定期購読している雑誌は「本の雑誌」だ
けでありますが、これに加えてもう一冊となると、これは「暮しの手帖」しかなし
でありますね。
そう思ってページをめくっていたら、編集後記(「編集者の手帖」)の冒頭で
編集長さんが次のように書いていました。
「ご愛読ありがとうございます。ご報告がありましてー今号を最後に編集長を
降板し、暮しの手帖社を退社いたします。
主たる理由は(私ごとをここに書くことをお許し願いたいのですが)、家族の
いる京都中心の生活に移りたいと望んだことです。要領がわるいせいに違い
ないのですが、あまり帰京が叶わない4年間でした。」
これまでの編集長さんは沢田康彦さんで、当方には「マガジンハウス」の
編集者というよりも、「本の雑誌」の周辺メンバーとして活躍してたという認識
でありました。4年前に「暮しの手帖」の編集長となったのを歓迎したのですが、
そのわりにフォローしていなかったと思い、でたらチェックしなくてはだめだなと
思ったら、沢田さんは退職だそうです。
松浦弥太郎さん、沢田康彦さんと二代続いて外部からの編集長でありました
が、次は現在の副編集長の女性が編集長となるそうです。年齢は二十歳ほど
下とのことですから、こうした人たちがどんな「暮しの手帖」を作っていくので
しょうか。