町内の夏まつり

 本日は午前中まで雨であったのですが、午後からは青空ののぞくお天気と

なりました。年に一度の町内の夏まつりの日でありまして、これまで準備して

きた役員のことを考えると、お天気になってほんとうによかった。午後からは

子どもたちが町内を歩くお神輿がありまして、散歩がてらそれについて動く

ことになりです。

 ちょうどこの時期に車ですこし移動したところでホタルが見られるということ

で、夜にはそこへもいくことになりです。このあたりでもホタルはいなくなって

しまっていたのですが、水辺を活用してホタルの飼育に取り組んだ方の努力が

実り、夏の夜は、そのあたりで普通にホタルが見られるようになりました。

過去に姿を消してしまったホタルを復活させるというのは、とっても長い時間を

必要とすることで、壊すのは一瞬でありますが、戻すには多くの労力と時間が

かかることです。

 本日は土曜ということで、新聞には読書欄が掲載となっていました。

これを見て目についた書評と新刊広告などです。

農学と戦争 知られざる満洲報国農場

農学と戦争 知られざる満洲報国農場

 

  数年前に岩波「図書」に小塩海平さんの文章を見て、拙ブログで話題とした

ことがありました。この本は、その文章が関係しています。

vzf12576.hatenablog.com 書評でこの本を取り上げているのは寺尾紗穂さんでありますが、報国農場

に 関する研究は、敗戦時に国内外で大量の文章が焼却(廃棄)されたので、

資料不足となっていて、研究が進んでいないと書いています。

敗戦によって都合の悪い書類は廃棄しなくては、それを証拠に戦争犯罪

追求されると、もっとも確実な廃棄法で、焼却されたわけです。

 もちろん廃棄の具体的指示も文書ではされていなくて、そのあたりのことを

調べようとすると、とても苦労をするわけです。報国農場の関係者は、どんなに

若くとも80代半ばでありまして、こうした研究は時間との争いとなるのであり

ます。

 これなどは図書館にいれてもらいたいものでありますね。