気温があがらない

 夏に入っているはずなのに、このところずっと低温が続きます。

当地は、すでに一週間ほど最高気温が20度に届きません。本日のこれ

までの最高気温は17.5度で雨模様のせいもあって、ひどく寒く感じること

です。お年寄り家庭はストーブをつけたという話ですが、前期高齢者世帯

である我が家は、かろうじてストーブをつけずに過ごしていますが、ひざかけ

が欠かせません。

 明日から三連休ということで、図書館から借りてきている本をすこしでも

やっつけなくてはいけません。あと購入した本については、まったく読むこと

ができていないので、これもなんとかしなくては。なんといっても本を読む

時間がすくないからな。庭にでて花の世話をする時間のほうが楽しい傾向

にあって、こういうのが読書の敵でありますね。

 本日のこれからは、残りが少なくなっている「トラクターの世界史」を読ん

でしまうのですが、その前に、本日のブログのねたさがしで、昨日に借りて

きた「世界の書店を旅する」をのぞくことになりです。

世界の書店を旅する

世界の書店を旅する

 

  この本のありがたいのは、巻末に索引があることで、事項と人名で気に

なることをチェックできるようになっています。

 ちなみに日本の関係では、リブロにいったときに村上春樹の本を見たと

か、黒澤明が、日本橋丸善に行こうとしたが、ここは佐野利器の設計である

なんてことが書かれています。頭から読み進めたら、この記載があるページ

までたどりつけない可能性がありましたので、こういうのはありがたい。

 あと気になったのは、ブルース・チャトウィンに関してのところですが、旅に

生きたチャトウィンでありますので、この本の著者も愛読しているようであり

ます。

 本の初めのところには、チャトウィンが愛用したモレスキンノートについて

の記述があり、終わり近くには、パタゴニアに関してのところがありです。

パタゴニアで私は、地球上の他のどの場所でもしたことがないくらい熱心

チャトウィンの足跡をたどった。私が持っているムーチニク版の彼の処女作

には、その数週間でさまざまなものが挟みこまれ、原形をとどめないほど

分厚くなっていた。鉛筆で下線を引いたせいでできた畝に加え、バスの

チケット、絵葉書、観光客向けのパンフレット。」

こういう本との接し方というのは、よろしいですね。本に書き込んだり、付箋を

つうけたり、いろんなものを挟み込むというのは、なんとなく井上ひさしさん

のやり方のように思いました。