先日の通夜から本日の野辺のおくりまで、ずっと葬儀に入っておりまし
て、ほとんど親戚同様であります。むかしから遠い親戚よりも近い他人と
いいますからね、なんとか終わったという感じで、このあともその関係では
やることがあるのですが、あとは事務的な話であります。
ということで、明日からはいつもの生活に戻ることになります。先日に
図書館から何冊か借りている本は、いまだ一冊も読み上がっていません。
「トラクターの世界史」くらい読み終えていてもいいのですがね。このあと
すこし読むことにいたします。
トラクターのメーカーには、USAであればフォードがあり、ドイツではポル
シェも作ろうとしていたとのことです。イタリアはフィアットが、フランスでは
ルノーもです。なだたる自動車会社は、かなり古くにトラクターを製造して
いたことがわかりました。最近の自動車会社でトラクターを作っていること
で有名なのはランボルギーニでしょうか。こんな高価なトラクターを農作業
に使用するというのは、どんな仕事なのでしょう。
いま読んでいるところは、「革命と戦争の時代」のところです。
「トラクターと戦車はいわば双生児であり、ジーギル博士とハイド氏のように
ドッペルベンガー(二重人格)の機械であったということができよう。
旧約聖書のイザヤ書には『剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鍬とする』
とあるが、トラクターの登場によって、剣は鋤に、鋤は剣に自在に変化する
時代が到来したのである。」
どんな道具でありましても、軍事目的にできないものはないのかもしれま
せんが、トラクターはスポーツカーよりも、ずっと戦車に近いものであるよう
です。
トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書)
- 作者: 藤原辰史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: 新書
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