しばらくは藤原辰史さんの本を手にすることになりです。先日は図書館から
「トラクターの世界史」を借りてきて読んでいます。
当方にとっては「給食の歴史」よりも「トラクター」のほうに興味がありでして、
こちらのほうがずっと面白く感じて、読みすすめています。
トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書)
- 作者: 藤原辰史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (9件) を見る
北海道は、比較的大規模な農業経営となっていますので、それこそ当方が
子どもの頃はどこの農家さんにも馬が必ず飼われていて、農作業や運搬に活
躍していました。馬は人間の何人分もの仕事をしていましたので、それは大切
に扱われていました。それこそ軍隊でいわれる軍馬と一銭五厘の話でありま
すね。
日本でいつ頃からトラクターが導入されたのかはわかりませんが、たぶん
北海道は国内ではかなり早いほうになるのでありましょう。国産のトラクター
というのはだいぶんあとになってから開発されるようになったのでしょう。
それについても、この本には書かれているようでありますが、当方の子ども
時代のトラクターといえばフォード製でありました。
「トラクターの大量生産に成功したのは、『自動車王』ヘンリーフォードであ
る。」と藤原さんの本にもありました。
北海道でフォードといえば、自動車よりもトラクターのほうが認知度が高
かったのかもしれません。
先日に立ち寄った札幌の農業体験交流施設「さとらんど」にある子どもた
ちの遊びエリアに置かれていたのは、なんとトラクター型の乗り物でありまし
た。
いかにも「トラクターの世界史」を話題とするにふさわしい遊具であるな
と、どこぞの子どもさんがちょうど乗って遊んでいたのをぱちりであります。
たぶん、このエリアは「サツラクミルクの郷」といってサツラク農業協同組合
さんが運営しているのでしょうが、サツラクさんはトラクターを設置するのが
農業体験への端緒となると考えたのでありましょう。
このような子どもが乗ることができるトラクター型の遊具というのは、なか
なか目にすることがなくて、いかにも北海道らしいと思いました。このボディ
には、メーカーのロゴがはいっているのですが、なんとこれはフォードであり
まして、正面にもエンブレムがはいっていました。
そういえば、車だけでなくトラクターも国内からはフォードは姿を消しつつある
ようです。
USAのトラクターは、トランプさんの支持者が多いラストベルトの農耕を支えた
のでありますね。