買って、借りて

 本日は午前中に気温があがって、20度を超えることになりました。

20度超えは久しぶりのことで、それもつかのまで12時を回ってからは

気温が下がって、あっという間に肌寒くなりです。

 午後からは買い物へと行くことになりですが、それに合わせて本屋と

図書館分館へと立ち寄りました。本屋では文庫と新書を購入し、分館で

は、ここに所蔵の本を借りることになりです。

 本日に借りたのは、次のものでありました。 

  安野さんは1926年3月生まれでありますから、大正15年ということになります。

この本を見ますと19歳で繰り上げ徴集となって、兵隊になっています。四ヶ月で終

戦となったこともあって、幸運にも外地には行くことがなしで終わったとのことです。

このへんの生まれ年の、一つ、二つの違いは、ずいぶんと当時の男性の運命を左

右したことです。

 安野さんの兵隊になった頃の回顧談です。

二等兵どころか初年兵だからね、まあ鍛えられる。わたしはそのことのために戦

争反対なんです。戦場で鉄砲を打つことのためじゃなくて、軍隊内部の内務班の

つとめが苦しいんです。晩ごはんを食べて寝るまでのわずかな時間に『軍人勅諭

をと唱えろという。そのときに軍人精神注入棒でバシッと叩かれた傷がまだ頭に

残っている。」

 「子どもの頃から集団行動が苦手」な人ですから、軍隊生活になじむはずがな

いですね。それにしても、当時の軍隊は、なにかといえば軍人精神注入であります

からして、そうした不合理が支配する世界でありました。

 借りたのはあと二冊です。(これままだ、のぞくことができていない。)

まど・みちおという詩人の正体

まど・みちおという詩人の正体

 

 

万年筆バイブル (講談社選書メチエ)

万年筆バイブル (講談社選書メチエ)

 

  こちらの万年筆についての本の作者は、伊東道風さん。そんな名前の人が

いるんだと思ってみたら、もちろんこれは小野道風さんにちなんだペンネーム。

銀座伊東屋のスタッフによる著作だそうです。これを読んだら新しい万年筆が

欲しくなるかな。