昨日に「本とコンピュータ」を取り出してきました。すぐに見つかったのは、
1998年刊行のものでしたから、今からほぼ20年前のものとなります。
この時代には、すでにwindows95が発売されていて、モデムを利用して
電話回線でネットに接続できるようになっていましたが、電話代を気にしなが
らですので、常時接続なんて夢のまた夢でしたね。
「本とコンピュータ」が創刊されたのは、そんな時代です。
本日に「本とコンピュータ」98年春号を開いて読んでみたのは、「『アマゾン・
コム』で本を買おう」というものです。
「アメリカのオンライン書店『アマゾン・コム』が、最近になって日本語ページ
を開いたと知り、さっそくのぞいてみた。
トップページでは、同社が1995年からインターネット上で書籍販売をはじめ
たことや、オンラインカタログから250万タイトルが検索できることが説明され
ている。検索のやり方や注文方法、購入金額の計算などについても日本語で
読める。」
このあとに、この時の「日本からの注文書ベスト20」というのに言及されて
いて、その第一位は、「Apple Design」というものだそうで、「日本人は相変わら
ずマッキントッシュがお好きなようだ」と書かれていました。
もちろん、電話代を気にする人がUSAのアマゾン・コムに注文することはない
ので、やはりそれなりにデザインを専門とする人たちが利用していたのでしょう。
それからたった20年でありますよ。若い人たちで、アマゾンを使ったことが
ないという人を探すのが大変ではないかと思うことです。
しかしこのアマゾン(というかGAFA)というあり方は、いつまでわが世の春を
謳歌するのでありましょう。当方などは、百年続いた仕組みは、ダメになってか
らもだらだらと百年かかって廃れていくが、20年でピークを迎えたものは、
20年で廃れてしまうように思う(または思いたい)のでありますが。
これから20年後には、インターネットを取り巻く世界は、どのようになってい
るのか、なんとかそれを見てみたいものです。