「本の雑誌」4月号が届いておりました。
今回の特集は「昭和ミステリー秘宝館」というものでありますが、ミステリー系
のマニアは本当にすごくって、こういう人たちの存在を知りますと、当方もまだ
まだ精進足りないと思うのですね。すこしマニアックというのでは、ミステリ
ファンの中では生き残ることはできないと強く思うことです。
今号の特集で取り上げられているマニアさんでは、個人誌「探偵随想」というの
を出し続けている秋田稔さんという方がほんとうにすごい。1935年生まれと
いいますから82歳になるのでしょうか。ミステリファン歴は70年を超えるのだ
そうですが、推理文壇では知らない人がいない存在なんだそうです。
もちろん当方は今回初めて知ったのですが、こういう人がいるからミステリの世
界は豊かさを増すのでありますね。当方にはまったく真似もできないことですから、
尊敬することであります。
「本の雑誌」の読者投稿欄「三角窓口」には、80歳以上の方がお二人掲載され
ていました。60代というのは、こうした先輩とくらべると、まだまだ若いことで、
この先にも楽しみがあるのだなと思いました。