まだまだ若い

 「本の雑誌」4月号が届いておりました。

本の雑誌430号2019年4月号

本の雑誌430号2019年4月号

 

  今回の特集は「昭和ミステリー秘宝館」というものでありますが、ミステリー系

のマニアは本当にすごくって、こういう人たちの存在を知りますと、当方もまだ

まだ精進足りないと思うのですね。すこしマニアックというのでは、ミステリ

ファンの中では生き残ることはできないと強く思うことです。

 今号の特集で取り上げられているマニアさんでは、個人誌「探偵随想」というの

を出し続けている秋田稔さんという方がほんとうにすごい。1935年生まれと

いいますから82歳になるのでしょうか。ミステリファン歴は70年を超えるのだ

そうですが、推理文壇では知らない人がいない存在なんだそうです。

 もちろん当方は今回初めて知ったのですが、こういう人がいるからミステリの世

界は豊かさを増すのでありますね。当方にはまったく真似もできないことですから、

尊敬することであります。

 「本の雑誌」の読者投稿欄「三角窓口」には、80歳以上の方がお二人掲載され

ていました。60代というのは、こうした先輩とくらべると、まだまだ若いことで、

この先にも楽しみがあるのだなと思いました。