スッキリ隊かな

 「本の雑誌」9月号が届きました。

本の雑誌435号2019年9月号

本の雑誌435号2019年9月号

 

  今月の巻頭特集は「本の雑誌 スッキリ隊がゆく!」というものです。この特集へ

のコメントは、次のようになっています。

「本棚からあふれた本をなんとかしたい!の要請に応え、本の整理に飛び回る。本の

雑誌スッキリ隊とは、さあ、なんだ!? 結成から二ヶ月半の活動記録を一挙公開

だぁ!」

 ということで、「本の雑誌」5月号で希望者を募集したところ、応募される方がい

らして、その方々のところへいった記録が掲載となっています。

スッキリ隊とは、編集部のお二人と古本屋さんチームお二人からなるものとのこと

です。

 なかなか本をスッキリとさせるというのは、難しいことであって、どこかでやらなく

てはいけないと思いながら出来ていないですね。これ高く買いますよとでもなった

ら、手放すきっかけになるかもしれませんが、話は反対でありますものね。

そうであるのに、次のようなくだりをみますと、ついついすけべ心が起きたりしてで

す。

「全集でいいのはちくま文庫版の全集ですよ。『柳田國男全集』は二万円くらいす

るよね。」

 このように言われているのですよ。ちくま文庫柳田國男全集は、決して読みや

すいものではなくて(もともと柳田の文章がそうなのかも)、これが出た時に新刊

で定期購読して、まちの本屋に配達をしてもらって揃えたのですが、そろえただけ

でおしまいとなりです。

 最近になって、これはじゃまにならないからもらってやるよといわれて、あちこち

にわかれていたものをまとめてみたら、これがけっこうなボリュームであって、簡単

に持ち運びできるものでないことがわかりました。

 たぶん、当方の持っている文庫本セットで一番高額なのは、これなのでありま

しょうね。