「本の雑誌」9月号が届きました。
今月の巻頭特集は「本の雑誌 スッキリ隊がゆく!」というものです。この特集へ
のコメントは、次のようになっています。
「本棚からあふれた本をなんとかしたい!の要請に応え、本の整理に飛び回る。本の
雑誌スッキリ隊とは、さあ、なんだ!? 結成から二ヶ月半の活動記録を一挙公開
だぁ!」
ということで、「本の雑誌」5月号で希望者を募集したところ、応募される方がい
らして、その方々のところへいった記録が掲載となっています。
スッキリ隊とは、編集部のお二人と古本屋さんチームお二人からなるものとのこと
です。
なかなか本をスッキリとさせるというのは、難しいことであって、どこかでやらなく
てはいけないと思いながら出来ていないですね。これ高く買いますよとでもなった
ら、手放すきっかけになるかもしれませんが、話は反対でありますものね。
そうであるのに、次のようなくだりをみますと、ついついすけべ心が起きたりしてで
す。
「全集でいいのはちくま文庫版の全集ですよ。『柳田國男全集』は二万円くらいす
るよね。」
このように言われているのですよ。ちくま文庫の柳田國男全集は、決して読みや
すいものではなくて(もともと柳田の文章がそうなのかも)、これが出た時に新刊
で定期購読して、まちの本屋に配達をしてもらって揃えたのですが、そろえただけ
でおしまいとなりです。
最近になって、これはじゃまにならないからもらってやるよといわれて、あちこち
にわかれていたものをまとめてみたら、これがけっこうなボリュームであって、簡単
に持ち運びできるものでないことがわかりました。
たぶん、当方の持っている文庫本セットで一番高額なのは、これなのでありま
しょうね。