空港の本屋で

 午後から来客を送って空港へと行きました。相変わらずで混雑して

いまして、駐車場に入る車は列をつくり、航空会社のカウンターも客で

いっぱいです。それだけ旅行している人たちが多いということですね。

 空港では、お土産を買う人と別れて、書店に立ち寄ることになりです。

店は小さいのですが、ここには岩波新書新刊が入っていますので、それ

をチェックです。たしか今月には買おうかと思っていたものがあったの

です。ということで、めったにないこと柄谷行人さんの本を買うことになり

です。

 柄谷さんという人は、作家であった柄谷真佐子さんの連れ合いであっ

た人かなというくらいの認識でありまして、ほとんど読んだこともなしです。

今回の新刊は、初心者向けのものでありましょうから、ねころんでも読む

ことができるでしょうか。

世界史の実験 (岩波新書 新赤版 1762) 

 柄谷さんの本の冒頭におかれているのは、「柳田国男論と私」と

いうもので、そこでは「柳田国男が1935年に書いた『実験の史学』と

いう論文が話題にされるとのことです。まずは、柳田国男でありますか

な。

 空港から戻ってきましたら、「ちくま」3月号が届いていました。

筑摩書房3月の新刊を見ていましたら、3月下旬刊行予定として、次の

ものがあがっていました。

 「柳田國男全集 別巻一 年譜 」

 この本についての紹介文です。

「柳田地震の記録と数多くの資料を照合し、従来の『年譜』をはるかに

超える七千五百日を記録。細部にわたる記述で『等身大の柳田國男

が見えてくる画期的年譜。」

 どのくらいのページ数であるのかわかりませんが、一冊をまるごと年譜

にあてているのですがから、相当に力がはいったものであることがわかり

ます。値段は11,000円とのこと、必要な人にとっては安いものでありま

しょう。