そういえば、「須賀敦子の方へ」を新刊で購入しておりました。
- 作者: 松山巖
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/08/29
- メディア: 単行本
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が作成した年譜はインパクトがありました。(いつも記していますが、あの全集をすべ
て文庫化した河出書房はほんとうにありがたい。図書館にいって函入りの全集を手にし
なくとも、容易に文庫全集は入手できます。)
- 作者: 須賀敦子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 文庫
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松山さんが評伝のようなものを書いても不思議ではないなと思っておりましたが、
これにまとまったものが連載されたのは、新潮社「考える人」誌上でありました。
今回、一冊になったのは、須賀さんが神戸港からパリへと向かうまでですから、これ
の続編というのも期待できるのでしょうか。(続編がはじまるまでには、これを読んで
おかなくてはいけませんですね。)
「私としては年譜作成によって、自分の役割は終わったと感じていた」(あとがきより)
松山さんが、どうして改めて須賀さんについて書こうと思ったかについても書かれてい
るのですが、須賀さんへの思いの深さを感じることであります。