さすがに冷えています。この冬一番の大寒波が襲っているとのことですが、
このあと、どのくらいまで下がりますでしょうか。マイナス15度というのは、数年
前にも記録していますので、驚くことはないのですが、20度を下回ったら、
これはけっこうでありますね。ちなみに本日のこれまでは予報とおりでありまし
て、日中の最高気温は、マイナス10度でありました。
本日は年に一度の集まりがありまして、昔話に花が咲きました。この集まり
もすでに26年間続いています。当方にとってはなかなか貴重な集まりとなっ
ています。ちょっとアルコールが入ったこともあって、本日は本を読むことがで
きそうもないか。
そんなわけで、図書館から借りている本のことを。
山田稔さんが「みすず」アンケートであげている一冊が、図書館でみつかりま
したので、それを借りてきています。
当方は、この小堀さんのいつもの訪問診療の様子をTVのドキュメントで
拝見をしておりました。名前からも分かりますように、森鷗外の孫ということ
になりです。(小堀杏奴さんの息子さん)
この小堀さんの本が、どうして「みすず」からでたのかと思いましたら、この
本のあとがきに書かれていました。
「みすず書房の創業者の一人、故小尾俊人氏が亡母小堀杏奴の随筆集を
出版するために我が家を訪れたのは、私が小学生のときであった。
爾後約六十数年小尾氏は私にとって年の離れた兄のような存在であった。
原稿をみすず書房に持ち込んだ理由は、それ以外に何もなかった。」
そういえば、小尾氏の晩年の仕事に「鷗外の遺産」幻戯書房がありました。
話題になったのですが、とにかく高額でありまして、まったく目にしたことも
なかったのですが、あの「鷗外の遺産」というのは、小堀杏奴さんの手許に
残っていた鷗外関係のものをまとめたものであることが、このあとがきで
わかりました。そうでありましたか。(アマゾンのリンクでは鴎外となって
いて、小堀鴎一郎となってますが、これは鷗外と書かなくてはだめです
よね。)