猛暑のせいかな

 本日の当地は青空が拡がって、気温があがり、すこし夏をかんじさせたねといって、
最高気温を確認したら23.5度でした。これで暑いといえば、ばちがあたります。
 午前中にメール便で本が届きました。なにか注文してあった本があったろうかと手に
して、中を確認しましたら、注文をいただいた本をおくりますとメモがはいっていまし
た。あらま、当方が注文した本は、8月末に出来上がりの予定でありますので、これは
当方が注文を間違えたか、それとも版元さんの間違えかどちらかであります。
 当方が間違えたとしたら、これは年齢のせいでありまして、版元が間違えていたら、
これは猛暑のせいでありましょう。どちらにしても、今回届いた本は返品して、8月末
に刊行となるのを、じっと待つことといたしましょう。
 本日は久しぶりに遠征して、新刊本屋とブックオフが隣り合って店に立ち寄りまし
た。この新刊本屋さんとは、あまり相性がよろしくなくて、これまであまり買った実績
がなしです。本日は書棚にむかっての気迫が足りなかったか、まるで本の背表紙が眼に
飛び込んできませんでした。
 ブックオフは、値段の下がっていた講談社文芸文庫安岡章太郎さんのものを二冊
購入です。

走れトマホーク (講談社文芸文庫)

走れトマホーク (講談社文芸文庫)

 元版は昭和48年9月刊とありますので、当方が学生時代であります。学生の頃は、
安岡さんのものを好んで読んでいて、この作品も誰かから借りて読んだように思いま
す。読んだことは覚えているのに、内容はすっかり忘れていて、また読んでみたいな
と思っておりました。再読すれば40数年ぶりのことになります。 安岡章太郎さんの本といえば、田村義也さんの装幀が印象的ですが、「果てもない
道中記」は中里介山の「大菩薩峠」を読むという話でありまして、安岡ファン(そし
田村義也ファン)の当方としても、「大菩薩峠」に腰がひけてしまって、買うこと
もなしでありました。
 これで「大菩薩峠」を半分でも読んでいましたら、違ったでありましょうが。ずい
ぶんと前に富士見時代小説文庫(?)から「大菩薩峠」がでたときに、全巻買うには
買ったのですが、1,2冊読んだかなであります。
 「果てもない道中記」上巻は、けっこう前に元版を格安で入手しまして、これを
読んだら、どこかで下巻を確保しようかと思っていたのですが、読む機会がなく、
そのせいで下巻も未入手のままでありました。
 学生時代に安岡章太郎さんのものを読んで、仕事についてからはどちらかというと
古山高麗雄さんのものに移っていったのでありますが、今はどちらもあまり読まれる
ことはないのでしょうね。