お彼岸の中日ということで、お供えをもってお寺へといってきました。
お寺めぐりのあとは、久しぶりで行きつけの本屋へといって文庫新刊等をチェック
であります。新聞広告で、文庫新刊はひととおり目にしているのですが、やはり実際
に店頭で目にしたいものであります。
最近の文庫は、過去にでていたものが装いを新たにしてでるというのがよくある
のですが、そうしたものは基本的に買わないようにするものの、増補されていたり、
気になる解説がついていないか確認するのでありました。
本日に手にした文庫(どれも買わなかったのですが)は、次のもの。
元版がでたときに話題となったのですが、当方は昨年かに格安で購入して、
楽しく読んだことは、拙ブログで報告です。今回の文庫化に際して、これの書評が
3本ついていました。
松下竜一さんのものが講談社文芸文庫からというのは、ちょっと違和感あり
です。以前でありましたら、ちくま文庫ですね。正直いって松下さんのものは、
ネットでは格安本が流通していると思われますので、文芸文庫から新刊で出すと
いうのは、講談社が著作権者に印税を支払うことが目的とも思われます。本当に
講談社はすごいや。
これは買うかどうか、すこし迷った一冊。たぶんそのうち購入するのでありま
しょう。ヒマラヤ山系君による百鬼園先生随行記。その昔の旺文社文庫にあった
ものですが、この時は、買っていないはず。旺文社文庫版の百鬼園先生ものは
おさえていたのですが、その時はヒマラヤ山系君まで手がまわりませんでした。
そういえば、先日に入手した田村義也展の図録「背文字が呼んでいる」を開い
てみましたら、旺文社文庫版「実録阿房列車」の書影が掲載されていました。
田村さんの装丁は、百鬼園先生の旺文社文庫「阿房列車」と見事にシンクロするの
でありますが、残念ながら中公文庫に「阿房列車」シリーズはなしであります。