「ちくま」8月号に筑摩選書「シリーズ1968」刊行記念対談が収録されています。
この6月1日新宿紀伊国屋書店本店で行われた四方田犬彦さんと中条省平さんによる
対談。
シリーズ1968は、全三冊が完結したのですが、当方はそのうちの一冊だけ購入です。
あとの二冊は図書館にはいっていて、立ち見することはできましたが、いまだに読む
にはいたっておりません。
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2018/01/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: 四方田犬彦,福間健二
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 中条省平(編集)四方田犬彦(編集)
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2018/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
をどのように評価するかでありますね。もちろん、四方田さんは、この時代から刺激
を受けたから、この時代の空気感を伝えて行きたいとなるのですね。
「おそらく世界で最大規模だったと言ってもいい日本の学生運動とその文化を埋もれる
ままにするのはあまりにも損失が大きいわけです。革命をお家芸とするフランスは言う
に及ばず、ドイツにしても与党のキリスト教民主同盟でさえ、68年の学生運動は反核や
女性問題を生み出した運動として評価しているのに、日本はまったくその流れから外れ
ています。」
本当に、見事なまでにそんなことがあったのかとなっていますね。それこそ今のよう
な時代を作り出してしまったのも、流れから外れた結果といえなくもないか。