いざ古本まつりへ 2

 昨日足をはこんだ四天王寺境内での古本まつりですが、時間が足りなくて半分しか
まわることができませんでしたので、本日午前に再挑戦としました。
 今回の古本まつりは、会場を四分割して、そのブロックごとに二百円買うごとに
スタンプ一つで、スタンプ五個でブロックをクリアするということを重ね、四ブロッ
クすべてをクリアすると、五百円分をおまけというイベントがありました。昨日は
これの一ブロックをクリアすることができましたので、あわよくばと思いましたが、
これは半分もクリアすることができませんでした。
 購入は最低限にするしかないので、手にとってみた本のほとんどは購入をあきら
めることになったのですが、まあこれは手にとってみることができただけでもよし
としなくてはいけません。
 あきらめたのはそれなりの値段がついていた後藤明生さんのものや、買いやすい
値段であったのですが古山高麗雄さんのものなどでありました。
 買ったのは、残念ながら、ほとんど珍しくもないものでありました。

哲学書簡

哲学書簡

 タイトルに畏れをなして、その昔に店頭でこれを手にしても購入することができ
ませんでした。これは1987年4月刊行ですので、28年も前のことです。一度買い逃す
となかなか縁がなくなるものです。
 版元 哲学書房は中野幹隆さんという編集者が設立したところですが、中野さん
は2007年1月に亡くなったことにより活動をやめてしまったようです。
秋風秋雨人を愁殺す (1968年)

秋風秋雨人を愁殺す (1968年)

 最近になって文庫となったのですが、当方の思い込みで、この本は入手の難しい
一冊ということなっていました。なにかわけがあって増刷ができないと思いこんで
いたのですが、決してそのようなことはなかったようです。
( たとえば、矢内原伊作の「ジャコメティとともに」のように。)