盛り沢山の土曜日

 当方が講読している新聞の読書欄が日曜から土曜に動いたこともあって、土曜の朝
は、土曜の別刷と読書欄で、ちょっと情報過多となります。こちらは、毎日たっぷり
時間があるのですから、もすこし分散してもよろしいのにね。
 14日の読書欄で取り上げられているもので、当方が手にしたのは、小さなコラムに
あった「周作人読書雑記」だけでありました。立ち寄った図書館でみかけました。
平凡社東洋文庫の新刊となります。

周作人読書雑記1 (東洋文庫)

周作人読書雑記1 (東洋文庫)

 明治期の知識人の「読書雑記」とはいっても周作人です。ちょっと中をのぞいたの
ですが、これはけっこう中国もののハードルが高くって、これを借りるのは断念であ
りました。新聞でこの本の紹介を眼にしたら、また図書館で中をのぞいてみたくなり
です。
 14日の新聞で、当方が一番喜んだのは、「『正午派』の道」という別刷の見開き
ページでありました。見出しには「佐世保でしか会えぬ小説家」とありますからして、
この日の「みちのものがたり」は、佐藤正午さんがテーマでした。
 こういうのを眼にしますと、なんとなく佐世保へといって開催日に競輪場へといっ
たら、佐藤正午さんを見かけそうな気がすることです。
 この紙面では「月の満ち欠け」と「鳩の撃退法」が紹介されているのですが、どち
らもそれなりに売れて、読まれているのでしょうね。そうでありましたら、めでたい
けれど。