日曜がかわる

 新聞の読書欄といえば、数年前までは日曜朝刊というのが一般でありましたが、いち
はやく日経が土曜日に掲載日を変更して、この四月からは朝日も土曜日となりました。
日曜日に読書欄というリズムになれていましたので、土曜日掲載になじむのに、すこし
かかりそうであります。
 まあ、当方は毎日がお休みでありますので、土曜でも日曜でもあまり関係はないので
ありますが。
 当方が新聞読書欄に親しむようになった時代は、読書欄といえば月曜朝刊でありまし
た。いやいや仕事へと足を運ぶブルーマンディ(青い月曜日)を、すこしでも楽しいも
のとするため、月曜朝刊に読書欄があったわけではないですね。
 その時代において、新聞の株式情報の掲載がないのは月曜日だけでしたので、その
空いたところに読書欄がはめこまれていたと思っておりました。あたっているのか
どうかでありますが、その後週休二日が定着し、さらにネットが普及したことになって、
新聞も働き方を見直すために、読書欄の曜日引っ越しなどとなったものでしょう。
 朝日読書欄に掲載のもので、当方がこれを参考に購入ということは、めったになく、
このへんはちょっとさびしいことであります。今回の紙面見直しでは、「文庫 この
新刊」というコラムが文字数が増えて、扱いが大きくなったのがよろしです。
 当方が購入したり、気になった本が一番登場するのは、このコラムのようです。
昨日のコラム担当は池上冬樹さんでありますが、中公文庫「背教者ユリアヌス」を取り
上げていまして、そこに記されている池上さんの46年前の思いに共感でありました。