近所の本屋へといきましたら、フェルメールの絵画を表紙にした雑誌が
いくつか目に入ってきました。ちょうど先日のNHK教育「日曜美術館」で
東京で開催中の展覧会を取り上げていましたので、これはいくことができ
ないかもしれないなと思って見ていましたら、この展示は、年が開けたら
大阪に会場を移して継続という案内があって、これは見物にいくことが
できるかもしれないにかわり、本屋で目に入った「サライ」11月号を購入す
ることになりです。
今回のフェルメールの展示は、これまでよりも作品数が多いのが売りであり
まして、日本で初めて公開となる3点を含み、これまでの最多9点が来ているの
だそうです。
そうでありますか、この調子でいきますと世界各地に点在するフェルメールの
作品35点(37点ともいわれる)のすべてを国内で見られるかもしれないことで
す。
前回にあった大規模な展示は2008年に東京都美術館であったもので、その
時は7点が集まったのだそうです。たしかこれは足を運んだはずと、古い写真を
確認したらいっておりましたです。
「サライ」のページには、次のようにありです。
「実は、日本で初めて『フェルメール展』が開催されたのは2000年。それも
大阪1会場でのことだった。大阪市立美術館で開催された『フェルメールとその
時代』展は、約三ヶ月の会期でおよそ60万人もの動員を果たし、日本における
フェルメール・ブームの火付け役として今も語り種となっている。」
1998年から関西に再び縁ができて、2000年にはちょうどフェルメール展の
開催時期に関西へと行くことができ、すごく混んでいるよというふうに聞かされて
いたのですが、天王寺駅から大阪名物 青空カラオケ店がならぶ通りを美術館
へと向かったことが思いだされます。(もうだいぶん前のことになりますが、大阪
は青空カラオケ店を強制排除するといって、ずいぶんニュースで取り上げられ話
題となりました。)
上に引用した文章には、「ブームの発信基地となった大阪市立美術館」とあり
まして、当方にとってのフェルメールも、この時がスタートでした。それから何回
フェルメール作品を含む展示を見たのか、記憶ははっきりしないのですが、渋谷
の東急文化村にも見にいきましたね。
来年の3月から4月にかけて、すこしこちらがあたたかくなった時に、久しぶり
大阪市立美術館へと足を運んでみることにしましょう。
古い写真を探してみましたら、2000年4月21日に訪れた「フェルメール」展の
様子がわかる写真がみつかりました。ラッキーなことに当方がいった日は、あま
り混んでいなくて、ゆっくり作品を見ることができたのです。