今回の旅の一番の目的は世田谷美術館で開催されていた小野二郎展を見
することでありました。
本日が最終日でありましたので、ぎりぎり間に合いました。
文学館でやってもいいような企画ですが、美術館ならではの視点が生きて
いました。
当方のブログでは晶文社、小野二郎ねたは、定番ものでありまして、その
ためにも、見ておかなくてはなのです。それにしても、よくぞ、このような
展示が実現したものです。
小野二郎を軸に展開していけば、どういうことになるのかでありますが、
夫人の弟である高平哲郎からのつながりで、植草甚一や宝島に話がとんで
小野二郎の影響がこういうところにも及んでいるかな。
この展示を見た友人は、これを機に小野二郎追悼文集 大きな顔を復刻して
くれれば、これが一番の収穫であったのにと、残念がっていました。
当方にとっては、貴重な資料となる図録でありまして、ありがたく購入した
ありました。
宿に戻ってから図録の関連文献リストをみておりましたら、なんと当方が
以前に書いた文章があがっておりました。これは望外のことでありました。
はるばる足を運んだ甲斐があるというものです。