今年の終わりに

 今年もあとすこしで終わりとなりです。夕食後に外へとでましたら、うっすらと雪が
積もっていまして、これは今のうちに除けておかなくてはで、すこし身体を動かしてか
ら、家に入ってTVを見ているところです。
 本日の午後には、今年の最後となる読書の時間を持ちました。なにを今頃にではあり
ますが、「中村とうよう 音楽評論家の時代」であります。

中村とうよう 音楽評論家の時代

中村とうよう 音楽評論家の時代

 なんとか今年中に読み始めることができてよかったことです。これからの若い人たち
に「中村とうよう」さんが影響を与えることがあるのかどうかと思いますが、当方の世
代にとっては、とても大きな存在でありました。
 まだまだ最初の部分しか読めていないのですが、本日に眼にしたところにあったくだ
りであります。とうようさんについて、田中勝則さんは、次のように書いています。
「とうようさんという人は、一時期親しく仕事した人ほど、後にちょっとしたことで喧
嘩になって、その後は音信不通になってしまう場合が非常に多い。枚挙にいとまがない、
という感じだ。実はこの本を書いているぼくだって、晩年のとうようさんとはいくつか
の喧嘩が原因で3年間ほど『絶縁』状態にあったくらいだ。」
 なんとも厳しい人でありまして、あいまいな世界に住むことを許さないという性分で
あったのでしょう。当方などはどんどんとついていけないことになりました。
 そういえば、当方も昨年に二十歳前から付き合いをしていた友人と絶縁することに
なってしまい、現在にいたっても回復しておりません。当方の優柔不断で日和見的な
動きが許すことができなかったのでありましょうか。50年近い付き合いが、この年齢に
なって途切れるとは思ってもいなかったことで、年をとると、亡くなる友人もいれば、
このように去って行く友人もいまして、年はとりたくないものです。
 ということで、今年も終わりです。
 当方のブログに足を運んでくださった皆様、ありがとうございます。
 また来年もどうぞよろしくお願いいたします。