このところ読んでいる田中勝則さんの「中村とうよう 音楽評論家の時代」の残り
が少なくなりました。
当方が中学校から高校にかけて、音楽を聞くにあたって影響を受けたのが、中村と
うようさんをはじめとする音楽評論家といわれる人たちで、他の人はあまり著作を
残すことはなかったので、本を買い集めたのは中村とうようさんのものでありました。
中村とうようさんが「ニューミュージックマガジン」を創刊したのは、当方が高校
を出た時でありまして、当方にとっては導きの星でありました。
とうようさんが亡くなった年に、本を通じてのとうようさんの思い出を記したことが
ありました。(http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20111203 からのしばらく。)
これまでに武蔵野美大で開催された「中村とうようコレクション」展も縁がなく、
その図録などがでていたことも承知していたのですが、手をだすこともなしで来て
いました。
とうようさんについて、田中勝則さんが本を書いたとあれば、これは買わない手は
ないと入手して、昨年末になって、やっと読み始めたものです。
読んでみますと、当方に予備知識があるせいもあって、そうだよなというところと、
すっかり忘れているところ、そしてほとんど追いかけをやめてしまってからのこと
など、たいへん興味深いものでありました。
そういえば、田中さんが担当した2015年の武蔵野美大でのコレクション展の図録
とそのほかをまとめて「とうようずレガシー」というのがでているのも再確認であ
ります。
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田中さんの本には、当然のこととうようさんの著作が紹介されていて、これを眼
にしますと、とうようさんの本をずいぶんと購入していることです。(本来は、
すべて著作はすべて持っていても不思議ではないのですが。)
それにしても、まるで読むことができていなくて、「とうようずレガシー」よりも、
これらをすこしでも読むのが先であるかなです。