あちこちで、今年の収穫があがってきて、それをみましたら、当方が購入していて、
いまだ読めていないものもいくつかありです。だいたいが「今年の収穫」のチェック
すら丁寧にできていないのですから、完全に情報過多で、オーバーフローであります。
そういえば、先日に安価で購入した本も、まるで中をのぞくことができていないこ
とでした。買ったことすら忘れてしまいそうな師走の日々であります。
忘れないように、ここに記しておきましょう。
- 作者: 久世光彦
- 出版社/メーカー: 幻戯書房
- 発売日: 2011/10/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ます。久世さんの残した文章で、単行本に未収録のものを集めた一冊でありました。
幻戯書房らしい一冊ですが、ちょうどこの本が出来上がる頃に、幻戯書房代表の辺見
じゅんさんが亡くなったとのことです。辺見さんがいなくなったら、幻戯書房はどう
なるのかと思いましたが、今でも健在であることはめでたいことです。
そういえば、「本の雑誌」1月号に掲載の「坪内祐三の読書日記」10月11日のところ
に、次の記載があり。
「六時、三省堂2Fの喫茶で幻戯書房のNさんと私の評論集の打ち合わせ(Nさんの作っ
てくれた目次案素晴らしい)」
ここで言及されているものが刊行となるようです。「右であれ、左であれ」という
のは、もちろんオーウェルでしょうか。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: 幻戯書房
- 発売日: 2017/12/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
た。
- 作者: 中井久夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
りますが、揃えて背表紙を見て楽しんでいますが、背表紙を見ているだけで頭が良く
なったような感じがするのですね。
この集には、須賀敦子さんについての文章が二本収録されているのですが、うち一
つは、河出版須賀敦子全集の解説として書かれたものでありました。あれはいいもの
ですよ。