うっすらと明るくなった時に、雷が連続して鳴りまして眼が覚めました。
大荒れの天気になるとの予報でしたが、雪ではなくて雷雨でありましたか。この荒れ
模様は子どもたちが学校へと行く時間まで続いたのですが、休み明けの月曜にこの天気
では学校に行きたくなくなっても不思議ではありませんですね。
雪が多かったところでは、雨のために一気に雪解けが進み道路が冠水し、車が立ち往
生したようです。当地は雪が少ないので、そのようなことにはなくって、良かった。
昨日の毎日新聞読書欄には新刊の取り上げもありました。気になったのは若月正さん
が評している、次のもの。
ボーリンゲン:過去を集める冒険 (高山宏セレクション“異貌の人文学”)
- 作者: ウィリアム・マガイアー,高山宏
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2017/11/23
- メディア: 単行本
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若月さんが紹介している文章からすこし引用です。
「本書が描き出すのは、1942年に設立され、出版事業と学術研究支援を二十年余りに
わたって続けた、ポーリンゲン基金という団体の歴史であり、そのまわりに集まった
知の文化人たちのポートレートである。人文学を探索する者なら誰でも、少なくとも
何冊かは、ポーリング叢書から出版された書物に触れたことがあるはずだ。」
ということで、ケネス・クラークの「ザ・ヌード」やゴンブリッチの「芸術と幻影」
などの書名が、これに続いてあがるのでした。
「二十世紀を代表する人文学の知が、ボーリンゲンといういわばハブのもとに、国を超
え領域を超えて連結した、学際的なネットワークとして立体的に浮かびあがってくる。」
若月さんの書評は読み応えありで、大いに関心がわきましたです。どこかでこの本を
手にすることはできるでありましょうか。
ちょっと値段が高いので、図書館にリクエストしようかな。