明け方に雷鳴

 うっすらと明るくなった時に、雷が連続して鳴りまして眼が覚めました。
 大荒れの天気になるとの予報でしたが、雪ではなくて雷雨でありましたか。この荒れ
模様は子どもたちが学校へと行く時間まで続いたのですが、休み明けの月曜にこの天気
では学校に行きたくなくなっても不思議ではありませんですね。
 雪が多かったところでは、雨のために一気に雪解けが進み道路が冠水し、車が立ち往
生したようです。当地は雪が少ないので、そのようなことにはなくって、良かった。
 昨日の毎日新聞読書欄には新刊の取り上げもありました。気になったのは若月正さん
が評している、次のもの。

ボーリンゲン:過去を集める冒険 (高山宏セレクション“異貌の人文学”)

ボーリンゲン:過去を集める冒険 (高山宏セレクション“異貌の人文学”)

 こういうのがでているのは、全く知りませんでした。
若月さんが紹介している文章からすこし引用です。
「本書が描き出すのは、1942年に設立され、出版事業と学術研究支援を二十年余りに
わたって続けた、ポーリンゲン基金という団体の歴史であり、そのまわりに集まった
知の文化人たちのポートレートである。人文学を探索する者なら誰でも、少なくとも
何冊かは、ポーリング叢書から出版された書物に触れたことがあるはずだ。」
 ということで、ケネス・クラークの「ザ・ヌード」やゴンブリッチの「芸術と幻影」
などの書名が、これに続いてあがるのでした。
「二十世紀を代表する人文学の知が、ボーリンゲンといういわばハブのもとに、国を超
え領域を超えて連結した、学際的なネットワークとして立体的に浮かびあがってくる。」
 若月さんの書評は読み応えありで、大いに関心がわきましたです。どこかでこの本を
手にすることはできるでありましょうか。
 ちょっと値段が高いので、図書館にリクエストしようかな。