本日は午前の早くに外出して、戻ってからテレビを見ながらのお留守番でありまし
た。見ていたTVはNHKBSで服部文祥さんのシベリアツンドラ地帯への冒険の旅であり
ます。服部文祥さんは、最近は小説も発表していますが、もともとはサバイバル登山
の実体験を発表していた登山家です。
当方は、みすず書房から刊行された「サバイバル登山家」を読んだのですが、北海
道の背骨である日高山脈を単独で縦走するのに、食料も電話等の連絡手段も持たずに
山に入るというのを眼にして、こんなことができるのかと驚いたことです。
- 作者: 服部文祥
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2006/06/20
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
への冒険旅行のドキュメントです。これについては、服部さんによって本になってい
るとのことでした。
- 作者: 服部文祥
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
民族の若い人と出会って、その後の旅を一緒にするところでありました。服部さんの
サバイバル生活というのは、現代の文明の恩恵を受けて生きている人には、とっても
受け入れることができないことでありますが、トナカイ遊牧をしている現地の人に
とっては、日常の生活でありました。
それは大昔からの狩猟民の生活のスタイルを継いだものでありまして、弓又は槍が
銃にかわり、火打ち石がマッチとなったくらいが違いであるようで、当たり前のこと
ですが、ナイフ一つで、見事に仕留めたトナカイを解体していました。
この少数民族の人々を見ていましたら、「デルスー・ウザーラ」という人は、この
ような人であったのだと思いいたりました。
屠ったトナカイを肩に担いで移動し、たきぎを集めては、それを背負ってテントに
戻ってくるなんてのは、着ているものを除くと、何千年も変わらない人間の姿では
ないでしょうか。
このほかにも、あれこれと収穫があって、本日はいい日でありました。他の収穫は
また明日に。