持ちあわせがない

 本日は足の確保で午前中に外出です。無事に送り届けて、その足で新刊本屋とブッ
クオフを巡回してきました。
 いつもは、小銭しか持ち歩いていないのに、本日は小銭の持ち合わせがなく、1万円
札が一枚だけ財布に在中です。これまた1万円札一枚というのは、悩ましいものであり
ます。新刊本屋で、これはというものがありましたら、1万円をだして購入しましょう
と思っていたのですが、残念ながら、めぼしいものが見当たらずです。
 そんなわけで、次はブックオフへとむかったのですが、日ごろブックオフでの予算
はワンコインとしていますので、いかにもワンコインの買い物のために1万円札をだ
すというのはためらわれることです。そんなことを気にしなくてもいいのであります
けど、開店早々に店にはいって、両替のように108円の本を買って1万円を出すという
のは、当方の趣味にはあいません。
 それではと思って、何冊か値段の高い本を手にしたのですが、こちらのほうは予算
オーバーのような気になって、本日は購入を断念でありました。
 ちなみに購入を迷った本は、次のものなど。

ぼくのミステリ・クロニクル

ぼくのミステリ・クロニクル

東京創元社文庫解説総目録

東京創元社文庫解説総目録

 戸川安宣さんの本は、編集者本としては関心領域であるのですが、ミステリー系は
弱いので、本日はとりあえず購入保留。本日ついていた値段の半分でありましたら、
買いましたでしょう。
 文庫目録といっても創元文庫は、なじみが薄いので、こういうものがでていたのも
知りませんでした。ブックオフにしては珍しや、ほとんど定価と変わらず。
「新・日本文壇史」は、何冊かそろってならんでいました。この中から第10巻を手に
して、中をのぞいてみましたら、開高健さんのところに、「夏の闇」の女性の写真が
掲載されていました。文壇史というのは、こういうゴシップなどについても、とりあ
げられるのかと思って立ち読み。その女性のことは、田中克彦さんの自伝にも、ドイ
ツ留学時代に近くにいた人として登場するのですが、その方が結婚しようとして、ま
とまらなかったロシア文学者の実名まで、こちらにはでていて、なるほどなと思って、
また次にいったときに立ち見をすることにいたしましょう。
 次に行くときには、千円札一枚はしのばせていかなくては。