本日はブックオフへ

 ここのところずっとお天気がよろしくなしで、しかも雨が続いています。しばらく
おひさんの顔をみていないのですが、この間にも庭の雑草は伸び続けています。
このようなお天気のせいでしょうか、気温の低さに負けて風邪の引きかけのようであ
りまして、体調もすぐれないことです。
 こんなときには気分転換を図るに限ります。それはワンコインでのブックオフ行き
となります。(先日に見たテレビ番組ではワンコイン定食というのを紹介していまし
たが、この場合のワンコインは500円でありまして、当方のブックオフも500円予算で
あります。)
 ということで、本日のワンコインでの成果です。(すべて108円でした。)

犬婿入り (講談社文庫)

犬婿入り (講談社文庫)

 アマゾンのリンクは文庫ですが、本日入手したのは単行本でした。多和田葉子さん
のものを読んだことがなしで、そのうち機会があればと思っておりました。
 昨日に「丸谷才一全集」で芥川賞の選評を目にしていたのですが、これには、この
作品のことが、次のように書かれていました。
「文体と趣向はおもしろいなと思ったものの、そのおもしろさがつづいたのは前半だ
けだった。そのさきへ進むと、登場人物たちも急に魅力を失ひ、意味ありげな筋も
なげやりな話の運びに変る。」
 どういうわけか、本日に購入した小説は、丸谷才一さんが芥川賞の選考委員をして
いたときに候補となった小説家によるものでした。授賞したのは多和田さんのみ。
そこのみにて光輝く (河出文庫)

そこのみにて光輝く (河出文庫)

 映画の上映にあわせての文庫本で、本日のものには通常の表紙にさらにもう一枚の
映画スチールを転用したカバーがかかっていました。この作品は、芥川賞の候補とは
なっていませんが、丸谷さんの選評をみますと、佐藤泰志さんにはなかなか好意的で
あったようです。
樹下の家族 (朝日文庫)

樹下の家族 (朝日文庫)

 干刈あがたさんのものは、あまり読んでいないのに文庫だけは購入していましたが、
今回山辺健太郎さんについての本を見ていたら、干刈さんの小説に山辺さんをモデル
とした人物が登場するとあって、福武文庫をとりだしてきました。それで福武文庫版
をみていましたら、どうやら朝日文庫と福武文庫ではタイトルが同じでも、収録作品
がことなるということがわかったので、朝日文庫でいまだ購入していないものも買っ
てやろうと思ったものです。
 干刈さんも何度か芥川賞の候補となっていますが、丸谷さんは、いちども干刈作品
に言及をしていません。
 四冊目は、このような本がでていることも知らなかったというものです。
キーワードで読む現代建築ガイド (平凡社新書)

キーワードで読む現代建築ガイド (平凡社新書)

 飯島洋一さんの本は、青土社からでたものを話題としたことがありますが、いまだ
購入したことはありませんでした。こんなスノッブ向けの本をだしていたとはです。
これはありがたい。飯島耕一ファンとしては、息子さんの本も気になることです。
 ということで、本日のワンコインはとってもつかいでがありました。明日もいい日
でありますように。