限定300部かな

 岩波「図書」10月号を見ていましたら、岩波文庫新刊に江戸川乱歩作品がありまし
た。9月新刊に続いてで、11月にも刊行されるということですから、岩波文庫も変わ
ることであります。しかし岩波文庫江戸川乱歩を読まなくてもいいなと思ったりし
てです。当方が子どもの頃のテレビ謎解きドラマで、最後に乱歩本人が登場するもの
があったように思いますが、あれはなんであったのでしょう。乱歩が亡くなったの
は、1965年とのことですから、すでに没後50年を超えたのですね。晩年の乱歩は、
自分の作品が、後年に岩波文庫に入るなんて思ったでしょうか。
 岩波新刊で限定300部とあったのは、次のものであります。

岩波書店百年

岩波書店百年

 これの宣伝文句であります。
「1913年創業以来百年間に岩波書店が発行した全書目を発酵順に並べ、これに対応す
る頁に小社の主要記事・出版界の出来事・国内外事情の三欄を掲げる、単なる社史と
してだけでなく文化史としても編纂した。
B5版・上製函入・2344頁(2分冊) 本体20,000円 限定300部 」
 社史も兼ねるということですから、制作部数はもっとあるのでしょうが、一般向け
の販売部数が300部ということになるのかな。
 かかった手間を考えると、これは格安ということになるのでしょうが、どのような
本となっているのでしょう。どこかで中をのぞくことができるだろうかな。