本日は本屋へ

 早朝に枕元に置かれたスマホが反応であります。複数台おかれているものですから、
しばらくはうなり続けて、目覚まし替わりとなりました。まったく余計なことをして
くれることであります。
 お昼からは、昨日話題にしたちくま文庫を入手しようとちくま文庫が入荷する本屋
へと足を運びました。ちくま文庫新刊がおかれているところをチェックしてみました
ら、目指す一冊だけが見つからずでありました。あらま、これは売れていたか。
他の本屋もチェックしようかと思いましたが、これはおっくうになりまして、断念。
また次の機会となりました。

ビブリオ漫画文庫 (ちくま文庫 や 50-1)

ビブリオ漫画文庫 (ちくま文庫 や 50-1)

 それで、その本屋で何を手にしたかといいますと、まずは買わなかったのですが、
次のものを。 表紙に麿赤児の顔が大きくのっていまして、これが怖いこと。最近でこそ、麿さん
はTVドラマなどにでて、すこしはなじみがでてきましたが、元はほとんど暗黒世界の
人でありました。
 この文庫本の中を覗いてみましたら、北海道の興行主とのやりとりの章がありまし
て、ここのところだけぱらぱらと見てみました。
それにしても、中公文庫は四谷シモンに続いて麿赤児です。これに続くのは誰であり
ましょう。
 もう一冊、手にして買わなかったものです。 田中克彦さんに、このようなものがあるとは知らなかったなと思って、のぞいて
みましたら、これはかって角川新書からでていたものを、改題して学芸文庫に収録さ
れたものでした。この新書に、これについて書かれた「なだいなだ」さんの文章を
添えて一冊としたものです。なるほど、これの元版は持っていますので、これは見送
りです。
漢字が日本語をほろぼす (角川SSC新書)

漢字が日本語をほろぼす (角川SSC新書)

 本日に購入したのは、初めて目にした版元からの一冊。
日本ボロ宿紀行 (鉄人文庫)

日本ボロ宿紀行 (鉄人文庫)

 鉄人社という版元があるのですね。この版元のことは、本日初めて知りました。
どのような本を他にだしているのか、これは検索をかけたらわかるのでしょう。
鉄人文庫というのが、なかなかよろしいことです。
「日本ボロ宿紀行」というような内容のものは、その昔でありましたら小学館文庫の
背表紙緑シリーズに入るものですね。「秘境駅」とか「命からがら温泉」とかいう
人気のものがありました。最近の小学館文庫は、このような路線に熱心ではないよう
です。
 つげ義春の作品に影響を受けてふるいひなびた温泉宿が好きになったとあって、
この本にも、「つげ義春ゆかりの宿を訪ねて西伊豆へ」という章がありました。
つげ義春ファンには、見逃せないものですが、熱心なつげファンは、これに掲載の
宿のことを良くご存知であるのでしょう。