天からふってきた

 数日前、不在中に簡易書留の配達に来たとの知らせがあって、はてさてなんである
のかと思って、再配達をお願いして届いたのを見たら、先日に購入してユーザー登録
したメーカーからのものでありました。購入した商品のカタログにご記載があって、
迷惑をかけたので、ささやかな気持ちですとあって、クオカードが同封されていまし
た。クオカード3千円也。どこで使うことができるかと確認をしたら、大きな書店で
使えるとのこと、これはラッキーなり。ちょうど使えるところへと行く予定をしてい
たので、これははずみがつきました。
 新刊本に関しては極力Amazonから購入しないということにしているのですが、そう
しますと、当方の住む町の本屋さんでは文庫本以外には買う物がほとんどなくて、単
行本の新刊なんて何ヶ月も購入していなかったりします。最近に入手した新刊本は、
奇蹟のように市内で見つかった一冊をのぞくと、知人に頼んで購入したものがほとん
でありまして、Amazonと大手書店の通販に頼らないというのは、新刊単行本に縁がな
くなるということですね。もっともどうしても欲しいと思う単行本も少ないことであ
りますよ。
 ということで、クオカード3千円で何を購入したかであります。数か月前にでた新
刊でありましたが、あまり眼にすることのできない本を、店頭にならんでいるところ
から抜いてレジに持参しました。

丘の火 (野呂邦暢小説集成8)

丘の火 (野呂邦暢小説集成8)

 小さな版元「文遊社」が、とうとう小説集成全8巻を完結させました。どのくらい
の部数をつくって、どのくらい売れているのかわかりませんが、とにかく快挙としか
いいようがありません。
 この巻の大半を占める「丘の火」は、元版を購入し、その時に読んでおりました。
他の作品には購入したままで読んでいないというものも多くあるのですが、なぜに、
この「丘の火」を読んだのか、これが自分のことながら、わからないのであります。
丘の火 (1980年)

丘の火 (1980年)