本日の新聞から

 本日の朝日新聞クロスレビュー」という欄をみましたら、又吉直樹さんの新作に
ついて三人の方が感想を寄せていました。
当方はへそまがりでありますので、ベストセラーとなる本を読むことはなく、それは
たいへんな話題となった又吉さんの前作についても同様であります。芥川賞を受けた
時に掲載された「文藝春秋」がバカ売れし、単行本で何百万部、文庫になっても売れ
続けているものを、当方が読まんでもよろしいだろうと思うわけです。
 新作についても、今のところは読む予定はないのですが、それでもちょっと気にな
りますので、新聞にこうしたレビューがありましたら、それには目を通すようにして
います。
 今回レビューを寄せていますのは、辻原登さん、宮沢章夫さん、山崎まどかさんで
ありますが、山崎さんは女性視点から物足りないものを感じると書いていますが、他
のお二人は、おおむね好意的であります。
 文学の業界とすれば、又吉さんは最近の最大の新星であるわけですから、これを消
滅させては大変という配慮がお二人に働いてはいないかなと思ったりしてです。
もっとも辻原さんは、文章の後半で注文をつけているのですが、このへんのところが、
当方には参考になりました。
 存命中にはそんなに評価が高くなくて、ずいぶんと時間が経ってから静かな人気を
集める作家というのもあれば、ものすごい人気を集めたのに、時間が経てば忘れられ
る作家もありで、又吉さんはどちらかというと生前に不遇であった作家にひかれてい
るように思いますのに、このような売れ方をするというのは、彼にとっては不幸なこ
とかもしれません。